HOME>特集>憧れの歩き遍路とは?歩いて巡る魅力を分析

憧れの歩き遍路とは?歩いて巡る魅力を分析

旅行

全ての寺を歩いて巡る

四国遍路と聞くと修行や信仰など堅苦しいものを連想しますが、四国八十八か所を開いた弘法大師・空海のこころの広さを反映してか、霊場(札所)の巡り方や移動手段には制約がないのが特徴としてあります。どこから始めても良く、タクシーやバス、電車などどのような交通手段を利用して良いという、極めて自由度が高いものです。とはいえ、お遍路さんの本来の姿は全てを歩き通す歩き遍路にあります。歩き遍路で1番札所から2番、3番と順番に従って巡って行くのが歴史的に見てもお遍路さんの自然な流れといえます。全てのお寺を歩いて巡ると総距離は1200キロ以上に及ぶといわれています。お遍路道は平坦な所ばかりでなく、デコボコ道や急峻な坂道があったり、時には日除けのない数十キロの海沿いの道を行ったりする事もあります。修行の旅とも言われる厳しいものですが、歩き遍路は四国の大自然が身近に体感でき、四国遍路独特の文化である「お接待」を通して地元の方とのふれあいが一番感じられる旅なのです。全てのお寺を巡る事を「結願」と言いますが、自分の足で歩き通したという実感で結願の喜びと達成感は、他の移動手段とは比べ物にならないほど大きなものがあります。

女性

初めてならお遍路ツアーに参加するのもアリ

歩き遍路に要する人によってかかる日数は40日から60日になります。日数がかかるという事は費用もかかる訳であり、実は歩き遍路は費用的に贅沢な旅といえます。「通し打ち」と言って一回の旅程で全てを歩き通す方もいますが、「区切り打ち」と言って何回にも分けてお遍路に挑戦する方もいます。四国遍路が初めての方はこの区切り打ちによる歩き遍路が日程や費用的にも、何より体力的にもおすすめです。四国遍路にはバスツアーやタクシーツアーがあり、多くの方が参加して人気ですが、歩き遍路にもツアーがあります。ツアーの良い点は自分で計画を立てなくてもよい事があります。お遍路さんをしていて心配なのが宿の確保。四国は宿泊施設が少ない場所なので春や秋のシーズンには予約が難しくなりますが、あらかじめ宿の確保ができているツアーならその点は安心です。こうした遍路ツアーでは公認先達が同行します。公認先達はお遍路の知識や経験が豊富なので、お寺での参拝の仕方や作法、途中の観光名所など様々なことを教えてくれます。ツアーには一緒に巡る仲間がいるので、一人では挫けそうな時でもお互いに励まし合ったり、生涯の友に出会えたりする機会が出てきます。